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神奈川区から出た捕手 ── 堂上隼人の記録と、その結末

堂上隼人(野球選手)の写真

名前だけが先に届く選手がいる。堂上隼人もそのひとりだ。1982年3月12日、神奈川県神奈川区に生まれた元プロ野球選手(捕手)。身長181センチ。大学、社会人、独立リーグを経てプロにたどり着いたが、その歩みは自ら起こした事件で断ち切られた。

神奈川区という出発点

神奈川区は、横浜の北東、京浜工業地帯のすぐそばにある。物流のトラックが行き交い、住宅街の路地裏には小さな空き地が点在する、生活の匂いの濃い土地だ。

堂上隼人は武相高等学校では内野手だった。横浜商科大学で捕手に転向し、ベストナインに選ばれ、2003年には日米大学野球選手権にも出場した。卒業後は社会人野球の日産自動車に入ったが、2年目に退社している。

独立リーグから、プロへ

2006年、四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズに練習生として入り、その年に打率.327、11本塁打で首位打者と本塁打王の二冠、リーグ年間MVPを獲った。レッドソックスへの移籍話が持ち上がったこともある。

2008年、福岡ソフトバンクホークスに育成選手として指名され、2010年に一軍で初出場、初安打を記録した。

2012年の事件

2012年8月、堂上隼人は強制わいせつの疑いで逮捕され、ソフトバンクは契約を解除した。翌2013年1月、懲役2年の実刑判決が下り、控訴も棄却された。

独立リーグで二冠とMVPを手にし、プロの一軍にもたどり着いた。その歩みは、自ら起こした事件で終わった。堂上隼人という名前には、野球の記録とその結末の両方が刻まれている。